2020-01-24 第201回国会 参議院 本会議 第3号
アウン・サン・スー・チー国家最高顧問との会談では、ラカイン州情勢をめぐる人権侵害疑惑に対する適切な措置と避難民帰還のための環境整備が極めて重要であることや、ミャンマー政府が設置した独立調査団がまとめた最終報告書を真摯に受け止め、その勧告を踏まえた法的措置を速やかにとることが必要だと指摘いたしました。
アウン・サン・スー・チー国家最高顧問との会談では、ラカイン州情勢をめぐる人権侵害疑惑に対する適切な措置と避難民帰還のための環境整備が極めて重要であることや、ミャンマー政府が設置した独立調査団がまとめた最終報告書を真摯に受け止め、その勧告を踏まえた法的措置を速やかにとることが必要だと指摘いたしました。
人権侵害疑惑に関しては、信頼性と透明性のある調査を実施された上で、適切な措置がとられるべきと考えておりまして、我が国の働きかけの結果、昨年八月にミャンマー政府は外国人を含みます独立調査団を設置して、現在、同調査団が調査を進めているところであります。
同時に、ラカイン州北部における人権侵害などの問題に関する独立調査団の設置にミャンマー政府が合意したことは事実です。こういったことは一定の進歩と評価できるかと思います。 この点に関しまして、日本政府は、自発的、安全、尊厳のある避難民帰還を重視しておりまして、ミャンマー、バングラデシュ、両国政府によるそのための取組を後押しする立場とされています。
日本政府といたしましては、独立した事実調査団というものをミャンマー政府がしっかりと立ち上げて、国際社会に対してきちんと説明責任を果たすことが大切だということを累次働きかけをしてまいりまして、五月三十一日でしたか、独立調査団を設置するということをミャンマー政府が決定をいたしましたことは大きな前進というふうに考えております。
そして、米国の独立調査団の報告、御存じのとおり、戦争前の判断はほとんどすべて完全な誤りだった、こう言っています。それから、ブッシュ大統領は何と言っているかというと、アフガン、イラク戦は神のお告げだったと言っているんですよ。これは、パレスチナの自治政府のシャース副首相とブッシュが話したときに言ったんだと。